コミュ障がキャリアコンサルタントになりました

新卒時代から自分自身の働き方を模索し続けてきました。50歳からずっと挑戦したかったキャリアコンサルタントの勉強を始め、第18回キャリアコンサルタント試験に合格しました。 合格までの道のりや、これからのことについて記録していこうと思ってます。

2022年07月

今、読んでいる本です。



実は今年初めに図書館で借りたものの、返却日までに読み終えることができず、すぐに買いました
ちょっとお高めで分厚い本だったので、図書館で借りて読んでから買うかかわないか決めようという下心でしたが、最初から買えばよかったと思いました。

キャリアコンサルタントをはじめ、カウンセリング業務に携わる仕事ってコミュニケーション上手な人しかなれないのではないかというイメージが昔からありました。
かなり前に、産業カウンセラーに興味を持ったことがありましたが、昔からコミュニケーション能力に自信がなかった私ができるはずもないと思い込んでいました。

コミュ障ゆえに、最初の職場の人間関係がさんざんだったとわかっています。
もともと、職場のイメージは、コミュニケーション能力に長けた人たちが集まるような職場でした。あえてそんなところに入社したのは、私自身にコミュニケーション上手になりたいと思うところがあったからです。そういう環境にいれば、自然に身に着けられるのではないかと甘い考えがありました。

でも、コミュ力ない人間がそんな環境になじめなければ、ますますコミュ障がひどくなってしまいました。それでも私の中では、「だれとでも、なんのこだわりもなくコミュニケーションをとれる人間になりたい」「誰からも、拒否されることない、素敵なコミュニケーションをとれる人になりたい」という願望がありました。残念ながらこの思いは長いこと解決できませんでした。

が、いつのころからか、他人と接することが苦にならなくなったことに気づきました。周囲からもコミュニケーション上手だと言われることもあったり、昔の自分からは信じられないほど。
もちろんキャリアコンサルタントの肩書が強いことは言うまでもありません。大抵の相談者は、「キャリアコンサルタントだから安心してなんでも相談できる」というスタンスで、自己開示してくださいます。これは私の力ではなく、肩書のなせる技。

なので、いつまでもコミュ力には自信が持てず、コミュニケーション能力を高める本にはすぐに手が伸びてしまいます。
本を読んでいると、新しい発見もあるし、自分が既に行えていることも再発見できます。地道な読書を一人でやっていてもコミュ力は鍛えられると確信しています。







キャリアコンサルタントランキング


転職活動ランキング


勉強法ランキング

少し前に、ネットでみかけた記事の見出しに「着替えの時間も仕事とみなされる」的なものがありました。
見出ししか見ていないので、詳細はわかりませんが、制服のある仕事の場合、タイムカードを押す=出勤とみなされる時間は着替えの先か後か、職場によって違うと思います。

この記事のタイトルから想像するに、従業員が着替え時間も就業時間に含まれるのではないかという訴訟などを起こし、それが認められたのかなと思いました。

この見出しで思い出したことです。※見出しの記事とはおそらく全く関連性はありません
最初に勤めていた会社、不本意なまま長年勤めていましたが、勤務時間ほか、家を出てから帰宅するまですべてが無駄な時間に思えていました。
これは最初から感じていたことでした。

最初に配属された部署では、就業開始時間の20分前に職場にいない人は遅刻となっていました。
他部署よりも忙しいところだからということで、20分前から掃除をして朝礼をしていました。
入社まもなくは、何の疑問も感じずに言われたとおりにしていましたが、そのうち20分早い出勤が自分の部署だけと知り、残業が発生しないことに疑問を持ち始めました。

他にも、この部署での残業はすべてサービス残業でした。
当時の上司が、休日出勤するような仕事人間で、忙しいことでできる男をアピールするような方でした。
そのせいか、毎日終業後20~30分、上司がだらだらと残って仕事の自慢話をしているところをみんな付き合って残ります。
たまたま1年先輩で組合の委員をやっている先輩に、朝の20分と終わってからのだらだら時間は残業に当たらないのかと聞いたことがあります。
先輩からは、「そうだよね、ちゃんと残業つけてもらいたいよね」と言ってもらえたのでてっきり組合からなにか言ってもらえるのかと期待していましたが、全く何もないまま終わりました。
後になって、この組合は会社に何も言えない御用組合だったと気づきます。

その後も、同じ部署の先輩に、「20分早く出てくるのが残業にならないのはおかしいと思う」「毎日だらだら30分以上残るのは時間の無駄」などと愚痴ったところ、先輩はそれをそのまま上司に報告、ただでさえ嫌われていた上司からはますます嫌われる原因を作ってしまいました。これが原因となって、以前にも書きましたが仕事を全く振ってもらえなくなりました。
実はその先輩、当時上司と不倫をしていたと、後で知りました。そりゃ、ちくりますよね・・・。

他部署に異動してからは理不尽な時間の無駄遣いはなくなりましたが、どこにいってもまともに仕事をさせてもらえなかった私は、会社に拘束される時間を異常に嫌がるようになっていました。
社会人なら当たり前の「5分前行動」の5分すら会社に捧げるのがもったいなくてたまりませんでした。
もちろん5分前には出勤し、お昼休みも5分前には終了していましたが、心の中ではもったいないという気持ちでいっぱいでした。
だって、早く行ったところで仕事なんて何もなかったり、配属されるのが屈辱でしかない姥捨て山のような部署にいないといけなかったりという経験しかなかったので、勤務時間が本当に苦痛でしかなかったのです。
今、思い返すたびに、なぜもっと早く辞めなかったのかと後悔するし、こんな気持ちで居座られても会社だって迷惑ですよね。だからどこに行っても上司には疎ましがられていじめられていたし、上司がそんな態度だと周りの状況も変わってきます。

私のこういうマイナスな気持ちが、普段の態度にも表れていたんだろうな、と今ではわかります。さぞ暗くて嫌な人間だったんだろうなと反省します。
自分なりに改善をはかろうともしていたけれど、10年以上居座っても状況はますます悪くなる職場でした。こうなる前にさっさと辞めるべきでした。

最初の部署の上司からは、残業手当にこだわりすぎ、新人のくせに金勘定ばかり気にして何の役にも立たない人間だと言われていたそうです。不倫相手だった先輩から聞きました。
自分でも、私ってお金にばかりこだわる嫌な人間なのかな・・・と自分のことが嫌いになっていました。

でも、最初の職場を辞めてからはそんな気持ちになったことはありません。
その後の職場は着替えする時間は必要ない職場ばかりですが、忙しくてお昼休みが多少削られたとしても「もったいない」なんて気持ちにもならないし、5分前行動も次の仕事の準備に必要なのでむしろ必要な時間です。
法的に、勤務時間外はどうなるのかはよくわかりませんが、私自身は仕事が楽しいと思えると時間は気にならないようです。ただ、どんなに楽しめるものでも、持ち帰り残業だけはしたくないと思っていますが・・・(仕事に関する勉強時間はまた別物です)

キャリアコンサルタントの仕事を始めてから、自分の仕事人生をより振り返るようになりました。
特に最初の職場でのつらかったことばかり思い出されます。
後悔ばかりになってしまいますが、自分の失敗や落ち度が少しでもキャリアコンサルタントとしての仕事に役に立てればいいなと思っています。












キャリアコンサルタントランキング


転職活動ランキング


勉強法ランキング

昨年、キャリコン試験勉強を頑張っている時にある女性の本を知りました。
試験が終わったらゆっくり読もうと思っていましたが、最近やっと読むことができました。
というか、後から買った「老後とピアノ」を先に読んでしまいました



一流企業でとても意義のある仕事をしていた著者がなぜ退職したのか?
これが、私がこの本を買った=著者に興味を持った理由です。
実は昔、就活中に記念受験として、朝日新聞始め、大手マスコミをいくつか受けました。某キー局と地元新聞社の最終面接に残ったのが唯一の快挙でしたが、結局どこも記念受験で終わってしまいました(^_-)-☆

著者稲垣えみ子さんは今の私と同じくらいの年で、朝日新聞を退職しています。
読んでみると、田舎の中小企業をパワハラが原因で退職した私とはくらべものになりませんが、大企業で、恵まれた環境で仕事をしてきた方の退職理由というものも理解はできます。

そして、とても共感できたのは、退職して無職になってからの出費がなかなか高額だったのに驚いたことです。おそらく私の3~4倍は退職金をもらっているはずですが、高収入の方ほど退職後の出費も大きいです。

私が若い頃、定年退職や早めに自分から会社に見切りをつけて辞めていく先輩方からけっこうな頻度で聞かされたのは「退職後はお金がかかるから、お金を貯めてから辞めた方がいい」ということでした。
会社を辞めたいとしょっちゅう口にしていた私ですが、こんな話を聞いても漠然としていて現実味はありませんでした。というか、よくわかっていませんでした

よくわかっていない内容は、退職後は会社が払っていてくれた社会保険や税金を自分で払わなければならないこと、そしてその金額がなかなか高額なこと。

まず、社会保険。
年金は国民年金に切り替わります。無職なら免除してもらえるけれど、将来のことを考えたら払った方が良いこと。
健康保険は、退職した会社の保険を2年間任意継続することができますが、在職中の2倍の金額になります。任意保険を選ばない場合は、国民健康保険になりますが、これも所得によって支払金額が決まるので、辞める前には両方に金額を確認して安い方を選ぶようにアドバイスされました。
私の場合、国保の方が1万円以上高くなりました。会社が嫌で嫌で仕方なかったから、辞めてまで会社と関わりたくない!と思っていましたが、背に腹は代えられず任意保険を選びました。

住民税は、1年分を一気に払うか、4期に分けて支払わなければならないこと。しかも会社員なら給与天引きで12か月に分けて引かれていきますが、自分で払うとなると、一括払いか、6月から12月の半年間の間での4回払いになります。4回払いにしても一回の支払額が大きいです。

自己都合の退職だと、失業手当は3か月待たなければならないこと(当時)。
などを聞かされていましたが、いったいどのくらいなのかは実際辞めるまで見当もつきませんでした。

特に親しかった年齢の近い先輩や、結婚退職した同期からはリアルな退職金の金額を聞いており、その金額は他の企業に比べるととても少ないこと、保険料や税金を支払うと手元にほとんど残らないということも聞いていました。

一人暮らしで、貯金額がそんなに多くなかった私は、退職金をあてにするしかなかったので、我慢に我慢を重ねて、早期退職制度に乗ることができる40歳まで待ったのは正解だったと思いました。
退職直後に、今までもらったことのない金額の退職金をもらいましたが、上記の出費で一気に残高は減りました。
持っているうちに払ってしまおうと、ほとんどを一括で支払ってしまったのですが、本当に減り方はすごかったです

その後、何度か退職を経験しましたが、運良く失業期間を設けずに転職できているので、一度に高額の出費はありません。というか、契約社員だと退職金はないし、正社員でも退職金がもらえなかったブラック企業というのもあるので、失業期間があればたちまち生活に響きます。

退職をするのって本当に大変です。
稲垣さんも書いていらっしゃいましたが、無職の人間に一気に高額の出費というのが酷だと思います。

会社員をしている間は給料からなんで毎月こんなに引かれる金額があるんだとブーブー文句も言っていましたが、同時に目に見えない恩恵をたくさん受けていたのだということを、退職してから初めて理解しました。








キャリアコンサルタントランキング


転職活動ランキング


勉強法ランキング

auユーザーなので週末は少し不安な気持ちで過ごしました。
一応固定電話は持っていますが、ほとんど使わないし、もう解約してもいいのかなと思っていましたが考え直しました。
通話は今日の夕方までできなかったので、昔使っていたテレフォンカードを探し出して持ち歩くようにしましたが、肝心の公衆電話ってどこにあるんだろう?って思います

週末は、キャリコン試験が始まったなぁーと思いつつ、私自身は読書三昧でした。
土日で3冊読んだうちの1冊です。



キャリコンとか関係なく、純粋に面白い小説が読みたいなと思って手に取った本ですが、「仕事」についていろいろ考える内容でした。

偶然、前の記事で昔翻訳の勉強をしていたことを書きましたが、この小説の中でも翻訳の勉強をしている女性が出てきました。
この女性に深く共感してしまいました。自分を「陰キャ」と表現していて非正規雇用の仲間から浮いていて仲間外れ状態で、ちょっとバカにされていて、密かに翻訳の勉強をして嫌だと思う職場から脱出したいと思っていて、ひとりで極上の時間を過ごすためにアフタヌーンティータイムを楽しんでいる。シチュエーションが少し違うだけで、若い頃の自分そのものでした。

私自身、社交的で派手な同期女子に比べると、「陰キャ」そのもの。というか、読書が好きとかひとりでランチするのが好き、というだけで新入社員時代は変わり者扱いされていました。
そういえば、愛読書の「書店ガール」でも読書好きって暗い人間だと思われそうで黙っているという主人公いたなぁと思い出しました。

小説の中の女性に共感しながらも、他の登場人物の多様性も深く考えさせられるものがありました。
最近、政府や企業といった大きなくくりの組織では多様性とか叫ばれるようになってきましたが、現実は、差別が助長されているというか、少数派に対しては、なにごともますます狭い了見になってきているような矛盾を感じます。

私自身、前にも書いたとおり、何らかの偏見の持ち主だったりしますが、差別意識はありません。
いろんな多様性(というか特性?)を受け入れることはできると思っていますし、自分自身、あまり周囲の人に受け入れられない人間だと認識しています。
今さら、受け入れたくない人に受け入れてほしいとは願いませんが、私自身は受け入れていきたいと思っています。

優雅なティールームでアフタヌーンティーをいただくのを想像しながらも、深く考えさせられた小説でした。

私のアフタヌーンティーデビューは大学の卒業旅行。
ロンドンのサヴォイホテルのティールームでした。
当時は、アフタヌーンティーなんて習慣知らなくて、一緒に旅行をした友人がロンドンで絶対行きたいところとして力説していました。
ここに行くために、カジュアルなワードローブの中に1枚だけおしゃれなワンピースを持って行き、メイクやヘアスタイルも張り切って出かけたことを思い出しました。

このホテルのモデルの椿山荘にはまだ行ったことはありません。
コロナ後にはまた旅行も再開したいと思っていますが、行きたいリストに加えておきたいと思います。








キャリアコンサルタントランキング


転職活動ランキング


勉強法ランキング






 

このページのトップヘ