コミュ障がキャリアコンサルタントになりました

新卒時代から自分自身の働き方を模索し続けてきました。50歳からずっと挑戦したかったキャリアコンサルタントの勉強を始め、第18回キャリアコンサルタント試験に合格しました。 合格までの道のりや、これからのことについて記録していこうと思ってます。

2022年06月

1つ前のブログの続き。
当時のカウンセラーに言われたことをもっと細かく思い出しました。

「最初の職場で10年以上も働いているのに、仕事に絡んだ資格を何も取っていないのは怠慢」
「転職したいと言う割に、何の資格も取っていないのはおかしい」
というような言葉を言われたことを思い出しました。

当時勉強をしてなかったわけではありません。
ただ、資格を取っていないことはやはりマイナスポイントになるのだなと理解しました。

入社してからずっと転職をしたかったし、同級生たちもどんどん資格を取ったりしながら転職する子が増えてきたので、そういう話を聞くと触発されて、私も!と勉強を始めたりしていました。

29歳までは公務員試験が受けられたので受けようと思ったこともありますが、試験勉強が難しくて挫折。まあ公務員になりたいなんて学生時代も今もこれっぽっちも思っていなかったし第一あの受験勉強に全く興味が持てません

他にも、社労士とか行政書士とか司法書士とかなんとなく友達に触発されてテキストを買っては挫折。他にもインテリアコーディネーターや販売士とか色彩検定とかテキストをほとんど見ずに放置したものもあります。

まわりが目指してるから触発されたものの、結局、自分にとって興味が持てなくて、興味が持てないものには勉強する気はおきません。これは高校生くらいからの私の習性です
中学生までは苦手な科目はなかったのに、高校で進学校に入ったおかげで苦手科目が明らかになってしまい、理系科目が難しくなってついていけなくなりました。
得意な科目(英語、現代文、世界史)は、学年でもトップ10に入るくらいがんばれたのに、苦手な数学、化学、物理などは半分よりも上に行けたことがありませんでした。ぎりぎり追試を受けずにすんでいたくらいです。
子どもの頃からこんな感じなので、勉強しなくても良い環境の大人になってから、興味のない勉強ができるはずはありません。

趣味の読書はたくさんしていたし、勉強も興味があるものはしていました。
通信講座で2年くらい翻訳の勉強をしたことがあります。もちろん翻訳家になりたかったから。
ただ、講座終了後、仕事に結びつくことはありませんでした。
派遣会社にあたってみたりしましたが、田舎には翻訳家の仕事なんてありません。となると、今でいうリモートワークで都会の翻訳会社から仕事を請け負うのが近道でしたが、そのためにはパソコンが使えないと話になりません。

当時の仕事はパソコンを使う仕事ではなかったので、ビジネス文書の作り方も知りませんでした。
パソコンを買って、独学でWordを学び、ビジネスメールのマナーを勉強して、何度か翻訳会社のトライアルにも応募しましたが、全く目が出ず・・・。
結局翻訳スキルが役に立ったのは読みたい本を原書で読めるとか、その後塾講師のバイトに活かすことができたくらいでした。

もしこの話をカウンセラーにしていたら、私だったらこんな言葉をかけてほしかったなと思います。
「仕事と両立しながら2年間、通信講座で翻訳の課題をこなしたり、パソコンを使えるようになったり、がんばってきたんですね。」
「せっかく勉強してきたから、資格としてもっておくのもいいかもしれませんね。転職するときには、パソコンができます、というだけでなく資格として履歴書に書けたほうが強みになると思いますよ。」

そういえば、第20回キャリアコンサルタント試験まであと1週間ですね。
私もまた問題を解いてみようと思うので、復習しておきます。








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キャリアコンサルタントとしてクライエントの相談を受けていると、毎日「この対応でよかったのか」と自問自答してしまいます。
クライエント自身が、カウンセリングを通じて自身の問題や解決方法に気づいてくれればとてもやりがいを感じますが、1回のカウンセリングでは早々に答えが出ないケースの方が多いと思います。
そんな時は本当に、「これでよかったのか」と毎回迷いが生じます。

迷いだけでなく、「もし、自分の言葉でクライエントが余計に混乱したり、傷ついたりしていたらどうしよう」と思うこともあります。今日まさにそんなことがありました。
大先輩だって「正解なんかない」と言っていますが、まだ2か月ちょっとしかキャリコンとして対応していない私とは経験値はくらべものになりません。

実は私自身、カウンセラーの言葉に疑問を感じたり、傷ついたことがあります。
もう10年以上前になりますが、最初に勤めた会社で嫌々働いている時に、習い事をしていた先生の娘さんが産業カウンセラーの資格を取ったから、協力をしてあげてほしいと言われて相談しにいったことがあります。
当時はまだキャリアコンサルタントではなく、仕事上の悩みは産業カウンセラーに相談するのが主流のようでした。

その頃は、姥捨て山のような部署に追いやられてもう仕事に嫌気がさしていて、私からすれば相談できる場所があるなら藁にもすがりたい思いでした。
でも、問題は解決しませんでした。
私が聞いてほしかったのは、職場がどんなにひどいところか、自分がどんなにひどい仕打ちを受けて傷ついているのかわかってほしかったのが一番でした。

でも、カウンセラーの方から出た言葉は全く違っていました。
「ずっと仕事を辞めたいと思っていたなら、なぜ転職活動をしなかったのか」
「転職したいと言いながら、この10年以上なんの勉強もせず、資格のひとつも取っていないのは信じられない」
「そもそも、大学に行きながら教員免許すら取っていないのもおかしい」
他にもいろいろ話をしていたはずですが、覚えているのはこれだけです。つまり、10年以上経っても忘れられないほど、この言葉に傷つきました。

本当は自分でもわかっているんです。
転職をしたいと言っている人の中には、やりたい仕事に向かって活動したり、ちゃんと努力をして資格を取ったりしています。
でも私は愚痴ばかり言って、何の努力もしていません。自分がいちばんよくわかっています。
実は、やりたい仕事をしたくて勉強をしたことはあります。実際実を結ぶことはなかったのでカウンセラーの方にも伝えていないと記憶しています。

社会人になってからのことは自業自得だと思っていますが、学生時代に教員免許を取らなかったのは私の意志で取りませんでした。教師になりたくないという明確な理由があったからです。なる気もないのに、やりたくもない勉強で時間を無駄にしたくありませんでした。
私の中では、そのカウンセラーに、詳しいことを話す気持ちはありませんでした。

お世話になっている先生の手前、適当に話を合わせて帰ってきたと思いますが、キャリコンの勉強を始めてからこの出来事をよく思い出すようになりました。
ここまであからさまに、クライエントに対して言葉を発することはないと思いますが、私が気づかないうちに相手を傷つけることを言ってしまっているかもしれません。

自分への戒めとも感じながら、このエピソードは忘れないようにしたいと思っています。










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今の時代、転職は珍しくもなんともないですが、転職回数が多いことはマイナスにとらえられてしまいます。
事実、私は3回目の転職活動の面接で、メインで面接官をやっていた元上司に「こんなに職を転々として・・・」と言われました。一か所に人生を捧げた上に定年後天下ってまでご奉仕した方から見れば、履歴書に3か所も職場を書いている人間は、我慢強さや真面目さに欠ける無能力な人間なんでしょう。実際、この職歴を「バイト並みの職業」と言われたこともあります。

キャリコンとしての仕事には、ジョブカードを作成したり、履歴書や職務経歴書の書き方を指南することがあります。3か所どころか、1枚の履歴書におさまらないくらい職歴がある方もいます。

以前の仕事でも、応募書類に目を通したことはありましたが、職歴が多い方は確かに世の中たくさんいました。
でも、ただ職歴の多さで偏見を持ったりはしません。
特に私と同年代から始まる氷河期世代の方は、有期雇用が多いです。注目すべきところは、職歴の数ではなく、切れ目なく働いているかどうか、だと思います。

派遣や官公庁の有期雇用の場合、1~3年で雇用期間が終わります。下手をすれば1年ずつの仕事を10年続ける方だっているでしょう。短期間の仕事を切れ目なく探すのってとても労力がいることだと思います。それを毎年続けるってすごいことだと思います。
中には、正社員で定年まで働ける仕事をゆっくり探す余裕がない人だっているでしょう。生活のためにとりあえず、雇われやすい有期雇用をこなすだけで精一杯の環境の方もいると思います。
1年の任期を全うできずに辞めてしまうのは問題ですが、短い期間をきちんとこなし続けるところは、採用側にはぜひ評価していただきたいと思います。


最近読み始めたこの本。
ちょうど転職のすすめを読んでいるところです。

図書館で借りましたが、かなり分厚いので、期限までに返却できるように週末頑張って読破します(^_-)-☆












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前にも書いたかもしれませんが、キャリコンの勉強をしながらいつかはキャリアコンサルタントの仕事ができればいいなあと漠然と夢見ていましたが、幸運にも資格取得後すぐにキャリコン職で雇っていただくことができました。

といってもまるっきりの新人です。
未経験者にいきなりカウンセリングを一人でさせることはないと思っていましたが、これといってキャリコンとしての研修やロープレもありませんでした。
1,2回先輩キャリコンの方に同席させていただいて、カウンセリングの流れを見せてもらった後は独り立ち
途中でわからないこと、困ったことがあれば遠慮なく質問しにきて、と先輩方からは言われていましたが、クライエントに不安を与えてはいけないとそれはするまいと思っていたし、実際カウンセリングに入ると、外に助けを求めに行くことは全く思い浮かばなくなります。

カウンセリングで気をつけていること。
とにかく新人なので、基本を忘れないということで、キャリコン講座で毎回叩き込まれたキャリアコンサルタントの倫理綱領の特に大事だと言われた次の4つ、
「自己決定権の尊重」「守秘義務」「多重関係禁止」「自己の業務の範囲の自覚」を遵守することです。

そして、ロジャーズの6つの条件のうち特に重要な以下の3つ、「受容」「共感」「自己一致」を常に忘れないこと。

とにかくこれだけは毎日、忘れないように朝いちばんに心の中で復唱します。

もちろんこれだけではクライエントの問題は解決できないので、今まで自分が把握していなかった求職活動の情報収集も欠かせません。
特にがんばって情報を仕入れたのは、大学生をはじめとする新卒者の就職活動について。
4月は民間企業対策が主流できたが、最近は公務員試験に備えた相談が増えてくるということで、そちらの情報収集も始めました。

あとは、事前にクライエントの情報を得られる場合は、どんな相談なのか、どんな業界を目指しているのか、その相談に沿った情報を前もって調べたりもします。

そしてカウンセリングが終わるとできるだけ内容を思い出しては、「ああすればよかった、こういう切り口で問いかければよかった」とひとり反省会です。そしてひとりひとり記録しておきます。
1回きりで終わる人もいれば、再度来てくださる方もいるので次に備えて、また、似た事例に当たった時にはよりよいカウンセリングができるようにと思っています。

今のところ、新人なので1日のカウンセリング人数が先輩方より少ないからこうやって予習復習の時間がたっぷりとれます。

今月末で試用期間が終了するので、来月からは先輩と同じペースになりますが、ずっと勉強期間は続くと思っています。
勉強時間がたくさんとれるということは、そのぶん自信につながります。
同じ事例は二度とないためカウンセリングに慣れることは永遠にありませんが、どんなクライエントにも最善の対応ができるようになりたいと思います。



6訂版がつい最近出ました。迷わず購入しました。













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今の仕事ではあまり関りはないけれど、高齢者の雇用にとても関心があります。
なぜかって、それはもう自分のため(^_-)-☆
今後、高齢者の雇用機会が増えることは、自分のためでもあります。

最近読んだ本です。


キャリコン養成講座でも出てきた高齢者雇用安定法ですが、70歳までの雇用延長についてけっこう批判的に書いてありました。
同一企業で70歳まで雇用延長すること、このことには私も賛同できません。というか、自分ならこの制度には乗らないと思います。だって条件悪すぎるので(^^;

今もそうですが、65歳定年を選択したとして、ほとんどの会社では、現役時代の条件では雇ってもらえません。
一つ前のブログにも登場しましたが、最初に勤めた会社は、取締役以外は55歳で役職定年がありました。一つランクが下がるので、部長は課長に、課長は係長に降格します。
女性管理職はほとんどなく、いても係長どまりですが、平社員でもランクが一つ落ちます。

これまで手に入にしていた金額が減ること、そして、「課長」と呼ばれていたのに「係長」と呼ばれること、これってなかなかプライドが傷つく出来事だと思います。特におじさんには。
この職場では役職定年前は普通に仕事をこなしていた人が、急に「働かないおじさん」化するパターンも何人か見ました。(おばさんもいましたけど)
普通に仕事していた人が急に仕事はしない上に、会社の悪口言い始めるわでなんだか人間の嫌な面を見てしまったと感じました。自分はこんな風になるまい!と思っていましたが、定年まで我慢できずに辞めてしまうことになりました
こういうのを目の当たりにしてからは、定年にこだわらなくなりました。

この職場を辞めてからの40代はやってきたことに自信は持っていたし、キャリコンを目指そうと思った50歳からが自分のキャリアの本領発揮だと堅く決意しました。
そして、長いスパンで、キャリコンとして活躍して、最低でも70歳までは現役でがんばりたいと思っていました。この自分の選択に間違いはないと今は思っています。

そして、いつかは高齢者専門のキャリアコンサルタントになりたいと思います。






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