カウンセラーがみんな性格が良いとは限りません。はっきり言って私がそうなので(笑)

キャリアコンサルタントという職業がまだ存在していなかったころ、友達が産業カウンセラーの資格を取り、その後とても聞き上手話し上手になった印象を受けて、自分のコミュ力のなさや職場の人間関係に悩んでいた私も勉強してみたい!と思ったことがありました。
が、当時職場の保健婦さんが同じ資格を取ったと聞いて驚いて勉強する気持ちがなくなりました。
その保健婦さんからひどい仕打ちを受けたことがあったからです。
若い頃から貧血がひどく、立ち仕事をしていてよく貧血になることがありました。そのたびに保健室を利用するのですが、ある日を境に「仮病だったらもうこないでくれる?」と言われました。
それでも、具合が悪くなってしまい職場の先輩が付き添って連れて行ってくれました。付き添いがいなくなった途端に彼女の罵倒が始まりました。
仮病を使っているとか甘えるんじゃないとか、そんなだから職場の人に嫌われてお荷物になって仕事もできないんじゃないかとか、具合が悪いときに我慢できるような言葉ではなく最後には号泣したことがあります。
その後、保健室には行かず具合が悪くなりそうなときは有休を取ったり、具合が悪くなってしまっても休憩所のソファに横になったりしていました。

あるとき、休憩所で休んでいるとその保健婦さんがやってきて、「そんなところで具合悪そうにされたら私が困るでしょ?嫌味でやってるの?本当に具合が悪いなら保健室に堂々とくればいいでしょ?」と言われました。なんだかもう嫌味を言われるのがつらいとか悲しいという気持ちすらわかなくて、開き直ってしまった私は「上司にはこれまでのことを全部話して休憩所で休むことを了解してもらっていますので気にしないでください。」と言い返しました。前に泣かされてから数年が経過していて私もけっこう図太くなっていました。

その後は何も言ってこなくなりましたが、かなり年数が経ち、別の病気で長期欠勤をしていた時にまた彼女と関わることになりました。保健婦からのヒアリングやケアが会社としては必須だったそうで、彼女は怖いからメンタルに響くのでお断りしたいと人事に申し出ましたが、人事の先輩から「なんか以前行き違いがあったことを謝ってたよ」と言われ仕方なく話をしました。

その時に、「前はきついことを言ってごめんなさいね。ちょっと私いろいろ誤解をしていたみたいで・・・」と言われました。もう私もいい年だったのでたぶんもう気にしてません的なことを言ったと思います。でも終始居心地が悪くて、早く終わればいいのにとずっと思いながら当たり障りなく病状の話をしました。
帰り際に、彼女が、「私すごく優しいでしょ?親身になってあげたでしょ?」と言ってきたので「はい」と答えると、「じゃあお願いだから周りの人に私がどれだけいい人かちゃんと話してね」と言われました。それに対しては私は「はい」とは言っていません。笑って「お疲れ様でした。今日はどうもありがとうございました」とだけ言いました。
それからおそらく1年経たないうちに彼女は退職しました。病欠している社員のケアをするということで会社の経費でカウンセラーの資格を取ったと聞いてたので周りからは大ヒンシュクでした。

若い頃、私が暴言を吐かれた時は、私以外の人たちにはとても優しくて社内でもとても人気がある女性だったので暴言のことはしばらくは上司以外には言えませんでしたが、その後10年のうちに彼女の評判はすっかり変わっていました。

子どもの頃から、みんなの人気者とか周りに信頼されている「いい人」がなぜか私にだけひどい意地悪をしたり言ったりすることがありました。
この時も「またか・・・」と思ったし、現在の上司も周りの信頼は厚いし、キャリコンとしてもとても評判の良い人で見た目は優しそうな女性です。もちろん私も最初はいい人だと思って慕っていました。

数日前に、またひどい仕打ちをされたのに全く傷ついていない自分がいました。
傷つくというよりはむしろ呆れたし、「どうしてこの人はここまでひどいことをするんだろう?」という疑問がわいてきました。
そして、あの保健婦さんを思い出してしまいました。




最近始まったドラマの原作本。
FPの勉強は全然進んでいませんが、まずはお金がテーマの本を読んでモチベーションを上げています。







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